5 顔別のオススメメガネ

第五回のメガネの選び方~似合うメガネの選び方が知りたい!!~は、顔の形別オススメメガネの形です。
前回でメガネのサイズについて紹介しました。これはデザイン以前にとても重要なことですので、メガネを選ぶ上で最初に確認しなくてはいけないポイントです。
サイズが自分に合っているなら、次は自分の顔の形にはどんな形のメガネフレームがオススメになるのかを確認してみてくださいね。

メガネを選ぶ際の基本的な部分になりますが、顔の形と同じ形のものを選ばない、というのがポイントです。なぜなら、顔の形と同じ形のメガネをかけることで、顔の形がより強調されてしまうからなのです。丸顔ならより丸顔が、面長なら面長が、より強調される印象になります。自分は自分の顔の形が好きだからそれでかまわない、というのであればいいのですが、そうでない場合は、顔の形と逆のものを選ぶのがオススメです。そうすることで顔の印象がかえってすっきりし、自然な印象になってくれます。また、自分の顔の形のいやな部分や嫌いな部分、あまり好きではない部分を目立ちにくくしてくれるという効果も狙えるのです。

それでは顔の形別のオススメ似合うメガネの選び方を紹介していきます。


・俵型の方の似合うメガネの選び方
お顔の輪郭が<俵型>の標準的な方なら、だいたいどんなフレームでも似合います。ただしなりたいイメージによって好き嫌いが分かれてきます。

・丸顔の方の似合うメガネの選び方
丸顔の印象を消してすっきりした印象にしたい場合は、下ふちが無いナイロールフレームか、上下の幅が狭いフレームを選ぶと良いでしょう。直線ラインのあるフレームや角のあるスクエアタイプのフレームがシャープ印象にしてくれます。
また、セルフレームなどのラインの太いフレームより、メタルフレーム等ラインの細いフレームの方がすっきりと軽いイメージになります。フェイスラインがすっきり引き締まった印象になる小さめなスクエアタイプのフレームがオススメです。

・面長な顔の方の似合うメガネの選び方
面長な顔の方には、フレームの縦の幅が大きく丸みを帯びたタイプのフレームが良いと思います。上下幅の狭い細身のフレームを選ぶと、より顔の長さが強調されてしまいます。フレームの下ふちがないナイロールタイプは、フレームの上から顔の下までの長さが目立ってしまうのでオススメできません。逆に、個性的な下ふちだけの逆ナイロールも顔を短く見せる効果があるのでオススメです。上下の幅が大きめで、下のラインが丸みを帯びているソフトなタイプのフレームだと顔の印象がすっきりします。フレーム自体はすっきりとしたものがオススメ。太くはっきりしたものだと、顔から浮いた感じになってしまうので要注意です。

・エラの張った顔の方の似合うメガネの選び方
エラの張った四角顔の方は、丸みを帯びたフレームを選びましょう。ラウンドタイプに代表される丸い形、もしくは卵形のフレームがオススメです。四角いスクエアタイプのフレームだと角ばった印象が強くなってしまい、顔の形を強調することになりますます四角顔の印象になってしまうので避けたほうが良いのではないでしょうか。丸みのあるフレームで顔の四角い印象を打ち消す効果を狙ってみましょう。

・三角・菱形の方の似合うメガネの選び方
あごがとがっている三角顔・菱形顔の方は、まずフレーム幅に気をつけましょう。メガネの幅を顔幅の一番広いところに合わせましょう。
ラウンドタイプ(丸型)のやわらかい印象になるフレームがオススメです。ツーポイント(ふちなし)や、原色系ではなく淡い色やブラウンなどの肌なじみの良いフレームカラーが目立たないメガネもオススメ。フレームの縦の幅が大きいものだとメガネが主張しすぎるので避けたほうが良いです。メガネが目立つと主張してしまい、より顔の細さが強調されてしまうので、結果的に顔の形が目立ってしまうからです。
また、直線的なラインのある角張ったフレームはギスギスして見えてしまうので要注意です。

・大きい顔の方の似合うメガネの選び方
顔が大きいと気にしている人は、まずメガネのサイズに注意してください。前回の内容を参考にしてもらい、ちょうどいいサイズを選んでくださいね。サイズが合わないと、掛かり具合に問題が出てしまいます。
大きい顔の方は、ボリューム感のあるフレームがオススメ。大きめのセルフレームなどがよいのではないでしょうか。小さめのフレームだと窮屈な印象になり、より顔の大きさを強調してしまいます。フレームの枠の幅が太いゴツめのフレームがオススメです。細身のフレームを選ぶ場合は、どこか一部分でいいのでボリュームのあるポイントがあるものを選ぶと良いと思います。


※似合うメガネの選び方の基本を紹介しましたが、おしゃれに個性・デザイン優先で選ばれる場合はこれらの基本をあえてくずすという方法もあります。サイズが重要なのは何度もお伝えしていますが、デザインはあえて基本を無視することで、より個性的な印象にすることもできます。一本だけ持つのではなく、魅せたい自分や仕事とプライベートなど、用途に合わせて複数持つのも楽しいと思います。


顔別のオススメフレームはいかがだったでしょうか。あなたの顔にはどんなフレームが似合うか参考になっていれば幸いです。次回はより細かく、顔のそれぞれのパーツについて、どんなメガネがオススメなのかをご紹介していきます。